過去のつらいことがフラッシュバックするときは

みなさんこんにちは! 未来のかたち本町第2校です。

蝉の声が賑やかに響きわたり、いよいよ夏本番を迎える季節となりました。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

今回は、「過去のつらい経験からくるフラッシュバックや不安への対処法」について、私たち未来のかたち本町第2校のスタッフの視点からお話ししたいと思います。

人には誰しも、思い出したくない過去があります。

なかには、日常生活の中でふとした瞬間に、当時の感情や映像がよみがえってしまうこともあるかもしれません。

これを「フラッシュバック」と呼びます。

急に胸が苦しくなったり、不安に包まれてしまったり、自分でも説明がつかない反応が起きて戸惑う方も少なくありません。

フラッシュバックや不安が生じたとき、まず大切なのは「今はもう安全である」と自分に伝えることです。

過去の出来事は終わっており、今自分がいる場所は安心できる空間であると意識的に確認してみましょう。

たとえば、部屋の中を見渡して「私はこの部屋にいて、○○が見える。今日の日付は○月○日」と声に出してみることで、現在に意識を戻す手助けになります。

また、呼吸を整えることも有効です。

不安や緊張が高まると呼吸が浅くなり、身体にさらにストレスを与えてしまいます。

「4秒吸って、7秒止めて、8秒吐く」

というリズムの呼吸法は、自律神経を整える効果があるとされています。

最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返すうちに落ち着く感覚をつかめるようになります。

それでも不安が強いときには、信頼できる誰かに話すことをためらわないでください。

私たちスタッフも、日々の面談や活動のなかで、利用者のみなさんの気持ちに寄り添うことを大切にしています。

「こんなことで話していいのかな」と思わず、安心してお話しください。

一人で抱えこむことこそが、不安を大きくしてしまう要因になります。

さらに、自分にとって「安心できる行動」をいくつか持っておくのもおすすめです。

たとえば、決まった音楽を聴く、温かい飲み物を飲む、散歩をする、ぬいぐるみを抱く、日記を書くなど、小さなことで構いません。

「これをすれば少し落ち着ける」という行動があるだけで、心の支えになります。

過去の傷は、簡単に消えるものではありません。

焦らず、無理をせず、少しずつ「今ここ」を大切にしながら、前に進んでいけるよう、私たち未来のかたち本町第2校のスタッフと一緒に取り組んでいきましょう。

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