プログラミングの学習ノートを作ることをやめましょう

みなさんこんにちは!未来のかたち本町2校の指導員です!
講師として、利用者のみなさんと一緒にプログラミングの勉強をしています。

さてさて。
みなさんが学生の時は、先生が黒板に書く内容をノートに写して、きれいに整理されていたと思います。

重要なところにはマーカーで線を入れたり。 忘れていたところは赤ペンでぐるぐる丸を書いてみたり。
学生の時の学習方法はそれでいいと思うんです。
教科書の順番で学習は進んでいきますし、試験は教科書の順番で出題されます。
ノートをきちんと作っておけば、それなりに点数が取れましたよね?
でも、プログラミングの学習は、学生の時の学習と異なります。
書籍の順番に学習を進めていき、書籍の順番にノートを作ったとしても、実際に何かを作ろうとしたときには、残念がら、そのノートは全く役に立ちません。

なぜなら、いざ作ろうとしたときに、 「あれ?この技術って、ノートのどこに書いたっけ?」 とか 「あれ?これって書籍で勉強したっけ?」 ということになりかねないからです。

人間は忘れる動物です。
覚えたことは忘れます。

せっかくきれいに作ったノートも、実践的なアプリケーションの作成や、実際の仕事のときには、全く役に立ちません。

では、どのようにして学習を進めればいいのでしょうか?
プログラミングの学習で必要なことは、

  • そのプログラム言語を使うことで、何ができるのか、何を作ることができるのかを知る。
  • わからないこと、知らないことを、どこで調べて知ったのか、を覚えておく。
  • 自分で調べたこと、やってみてできたことを、デジタルで残しておく

①については、学習をすすめるにつれて分かってくると思います。
逆に「これを作りたい!」という希望が先にあって、その言語を学ぶことが自然です。

②については、そこを調べれば知らないことが載っている、という書籍であったり、サイトを知っておくことです。そこを見れば解決できますよね?

③については、ノートをきれいに作るくらいなら、デジタルとして残しておくことをお勧めします。 紙の媒体は検索が苦手です。ノートをパラパラとめくって、該当の箇所を探さなくてはなりません。 デジタルの媒体は、検索が得意です。キーワードを入力すれば、瞬時に該当の箇所を探すことができます。


たとえば、「Qiita」というサイトを御存知でしょうか?
https://qiita.com/
「Qiitaは、プログラマのための技術情報共有サービスです。
プログラミングに関するTips、ノウハウ、メモを簡単に記録 & 公開することができます。」 と、サイトの説明に書かれています。

何も、技術的な解説や難しいことを書く必要はありません。
サイトの中身を見てみると、初心者の方が勉強中に調べたことであったり、やってみてできたことを書いてあります。
そうやってQiitaに書いたことは、もちろん、自分の学習の「軌跡」になります。

今後の学習をすすめるときや、実際に何かを作ろうというときの参考にすることができる「宝の山」になります。
Qiitaの記事は、当然パブリックなので、他の人も見ることができます。

みなさんも、他の人が書いた記事を見ることができます。
情けは人のためならず 他の人が書いた記事が、みなさんの学習の手助けになることがあると思います。
みなさんが学習している間にわからなかったこと、調べてできるようになったことは、他の人にとっても有益な情報になります。

Quiitaの自分の記事を検索する、同じような学習をしている人を見つけて、その人がやっていることを参考にする。 それだけのことで、学習の進度は変わってくると思いますよ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!