つい引きずってしまう日、ありませんか?
朝からうまくいかない。
人間関係でモヤモヤした。
やろうと思っていたことができなかった…。
そんな日は、「気持ちを引きずってしまって、何も手につかない」ということもありますよね。
「このままじゃダメだ」と思いつつも、頭がぐるぐるして、なかなか切り替えられない。
でも、切り替えるって、本当に難しいことです。
それでも、毎日の生活や仕事を続けていくためには、「気持ちの切り替え方」を少しずつ身につけていくことが、とても大切になってきます。
未来のかたち本町第2校でも、こんな声がよくあります。
「通所中に落ち込むことがあって、そのあと何も手につかなかった」
「他のことが気になって、作業に集中できなかった」
「注意されたことをずっと気にしてしまう」
こうした状況は、誰にでも起こりうることです。 だからこそ、支援の場では「気持ちを切り替えるコツ」も一緒に練習していきます。
♢♦ 嫌なことがあったときに「切り替え力」を育てる3つのヒント ♦♢
① 今の気持ちに名前をつけてみる
例:「ムカムカする=ムカっち」「不安でソワソワ=ソワール」「疲れた=バッタン」など。
言葉にするだけで、少し客観的になれて、気持ちが整理されていきます。
頭の中だけでぐるぐるするよりも、書き出したり、誰かに話すのもおすすめです。
② 深呼吸+「今ここ」に意識を戻す
気持ちが乱れているときほど、呼吸が浅くなっています。
ゆっくり息を吸って、長く吐いて…を数回。そのあと、「今、目の前にあること」「今できる小さなこと」に意識を向けてみましょう。
③ 「とりあえず〇〇だけやる」と決める
気持ちが乗らないときは、「完璧」を目指さない。
たとえば「3分だけ作業する」「1枚だけプリントを見る」「椅子に座るだけでもOK」など、ハードルをぐっと下げてあげると、少しずつ動き出せることもあります。
切り替えは「才能」ではなく「練習」です。 すぐにうまく切り替えられなくても大丈夫。
練習を重ねることで、少しずつ「自分なりのスイッチの入れ方」が分かってきます。 大切なのは、「引きずってもいい」と自分を責めずに、「じゃあ今、どうしようか?」と気持ちを向けられるようになること。
未来のかたち本町第2校では、こうした「感情のコントロール」や「切り替え」の練習もサポートしています。 私たちは、あなたの毎日が少しずつスムーズに回り出すように、一緒に考え、実践する準備ができています。
人は誰でも、嫌なことを完全には避けられません。
でも、「気持ちを立て直す方法」を知っていれば、また前を向く力になります。
無理に明るくなる必要はありません。落ち込んでもOK、焦らなくてOK。
大切なのは、自分の気持ちに気づいて、ほんの少しずつでも前に進むこと。
今日の自分に合った切り替え方、探してみてくださいね。
