自分の障害を理解することから始めよう

みなさん、こんにちは。 未来のかたち本町第2校です。

お盆休みはゆっくり過ごされたでしょうか?まだまだ暑い日が続きそうなのでぼちぼちとマイペースに動き出していきたいものです。

さて、皆さんは、自分の障害についてどれくらい理解していますか?

未来のかたち本町第2校に通っている方の多くは、何らかの障害や特性を抱えていらっしゃいます。

そして、就職を目指す上でとても大切になってくるのが、「自分の障害の理解」「必要な配慮を伝える力」です。

たとえば、同じ「注意欠如・多動性障害(ADHD)」という診断名がついていても、人によって困りごとは違います。

ある人は「スケジュール管理が苦手」で、別の人は「周囲の音が気になって集中できない」といったように、その特性は一人ひとり異なります。

ですから、自分が「どんな場面で困るのか」「どういった配慮があれば働きやすいのか」を、丁寧に見つめ直していくことが重要です。

就職活動の場面では、「合理的配慮」という言葉をよく耳にします。

これは、企業が障害のある方に対して、仕事がしやすくなるような工夫を行うことを指します。

たとえば、「静かな席で作業をしたい」「通院のために週に1度は早退できるようにしてほしい」など、働きやすくするための支援がこれにあたります。

ただし、「配慮してもらうこと」ばかりに意識が向いてしまうと、かえって働くことへの不安が大きくなってしまうこともあります。

現実には、すべての希望が通るわけではありませんし、企業側にも事情があります。

だからこそ、「自分でできる対処法」を身につけておくことも同じくらい大切です。

たとえば、音に敏感な人はノイズキャンセリングイヤホンを使ってみる。

スケジュール管理が苦手な人は、スマホのカレンダーアプリに予定を登録してリマインド機能を使う。

気持ちの波がある方は、朝にその日の体調を記録しておくことで、無理のないペースで仕事に取り組めるかもしれません。

こういった「自己対処スキル」は、就労移行支援での訓練の中でも取り組めます。

私たち未来のかたち本町第2校のスタッフと一緒に、日々の振り返りや体調管理、業務中の困りごとについて話し合いながら、少しずつ「自分の取り扱い説明書」をつくっていきましょう。

「自分にはこんな特性がある」

「こんなときに困りやすい」

「こうすればうまく対処できる」

「ここは配慮をお願いしたい」

こうしたことを整理できると、就職活動でも自信をもって自己理解と配慮の必要性を伝えることができますし、企業側も受け入れやすくなります。

自分を知ることは、他人に理解してもらうための第一歩。

焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。

私たちスタッフも、あなたが自分のことを深く理解できるよう、全力でサポートしていきます。

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