みなさん、こんにちは。
未来のかたち本町第2校です。
「もう少し頑張らなきゃ」
「まだやれる」と思って動いているうちに、気づけば心も体も疲れていた──。
そんな経験はありませんか。
まじめで責任感の強い人ほど、がんばりすぎてしまうことがあります。
今日は、早めにそのサインに気づくための視点をお伝えします。
> 小さな変化に気づくことが第一歩
がんばりすぎのサインは、ある日突然現れるわけではありません。
多くは日常の中に小さな変化として表れます。
身体の変化としては、寝つきが悪い、朝起きても疲れが取れない、頭痛や肩こりが続くといったもの。
心の変化では、些細なことで焦ったり、イライラしやすくなったり、楽しかったことに興味を持てなくなるなどがあります。
行動の変化では、休憩を取らずに作業を続けてしまう、他人と比べて落ち込む、完璧を求めすぎるなどが挙げられます。
こうしたサインは、体や心が「少し休んで」と知らせている合図です。
> なぜ気づきにくいのか
「頑張らないと成長できない」「迷惑をかけたくない」といった思いが強いと、疲れを感じても「まだ大丈夫」と自分に言い聞かせてしまうことがあります。
特に就労準備の段階では、「周りについていかなければ」と焦る気持ちが強くなりやすいものです。
けれども、頑張り続けることが目的になってしまうと、かえって回復に時間がかかってしまうことがあります。
> 早めに気づくための工夫
小さなサインに気づくためには、日々の振り返りが効果的です。 たとえば、
・その日の疲れ具合を1～5で記録してみる
・1週間のうち1日は「体と心の調子を振り返る日」にする
・「最近笑えているか」「食事が楽しめているか」を意識して確認する
・周囲の人から「少し疲れているね」と言われたら、素直に受け止めてみる
こうした習慣が、自分を客観的に見つめるきっかけになります。
> 無理を感じたときの対処法
「少し無理をしているかも」と感じたときは、早めに立ち止まることが大切です。
短時間でも構わないので、深呼吸をしたり、軽く体を動かしたり、好きな飲み物をゆっくり味わってみてください。
予定を詰めすぎず、優先順位を見直すことも有効です。
そして何よりも、スタッフや家族など信頼できる人に相談することをためらわないでください。
> 未来のかたち本町第2校では、 体調や気持ちの波があるときに、無理なく通えるようスケジュール調整や気分のリセット時間を設ける支援を行っています。
「頑張りたいけれど、今は少し休みたい」という気持ちにも寄り添いながら、自分のペースで働く力を育てるサポートをしています。
> おわりに
がんばる力は素晴らしいものです。
けれども、長く続けるためには「休む力」も同じくらい大切です。
小さなサインに早めに気づき、無理のないペースで歩んでいくことが、安定した就労への一番の近道です。
