うるう

今年は閏(うるう)年。2月が29日まであります!

『うるう』は通常の1年よりも日数や月数が多いことを意味し、地球の公転・自転と暦のズレを調整するためのものです。 「うるう年」は一般的ですが、他にも『うるう』がつくものがあります。

うるう日
うるう日は通常よりも一日多く入れられる日、いわゆる2月29日です。

うるう月
うるう月は通常よりもひと月多く入れられる月です。 現在はあまり使われませんが、過去に使われていた太陰暦(月の満ち欠けを基準にした暦)、いわゆる旧暦では約3年ごとに閏月を入れて、一年が13ヶ月となっていました。 今でも旧暦を考える際にはうるう月が入る年があり、来年2025年は6月が2回(6月・閏6月)になるそうです。

うるう年
うるう日やうるう月は実際に追加される日や月のことを指しますが、うるう年は少し意味が異なります。 『1年多く入れられる』という意味ではなく、うるう日・うるう月がある年のことをうるう年と言います。

うるう秒
うるう秒は通常よりも一秒多く入れられる秒です。 地球の自転(1日)と標準時刻を調整するために追加されます。 近年では2017年の正月に行われ、午前8:59:59の次に、うるう秒 8:59:60が追加されました。 しかし、うるう日とは異なり、うるう秒が追加されるタイミングに明確な決まりがなく、自転との差がある程度発生した段階で追加するという不定期な状態です。
そのため、うるう秒によるITシステムの誤動作が懸念されていることから、うるう秒は今後廃止の予定となっています。

うるう秒など含め、暦/日時の扱いはITシステム・プログラミングで注意が必要な事柄です。 特に日本では「元号」という独自の暦を扱うことも多いので、プログラミング学習においても意識しておきたいポイントです。

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