仕事のスキル」だけで大丈夫?――働くための土台を整えるということ

みなさん、こんにちは。

未来のかたち本町第2校です。

今回は、私が子どもの頃のことではなく、子どもが小学生の頃に少年野球チームに入っていたときの、ある監督さんの言葉をご紹介したいと思います。

その監督さんは、子どもたちに野球を教える中で、こんなことをおっしゃっていました。

「野球がうまくなりたいからといって、野球の練習だけを一生懸命やればいいわけではない。学校の勉強もしっかりする。家のお手伝いもする。野球以外のこともしっかりやりなさい。そういうことができないと、野球もうまくならないよ」

当時は「野球以外のことも大切なんだな」と聞いていましたが、今になって考えてみると、これは就労移行支援にも通じる考え方だと思います。

仕事のスキルだけで就職できる?

就労移行支援では、就職に向けてさまざまな学習に取り組みます。

当事業所では、プログラミングやWebデザインなど、IT分野の学習にも取り組んでいます。

もちろん、仕事に必要な知識や技術を身につけることは大切です。

しかし、プログラミングができるようになったから、Webデザインの作品を作れるようになったから、それだけで仕事を続けられるとは限りません。

仕事をするためには、毎朝決まった時間に起きる、体調を整える、時間を守る、困ったときには相談する、相手の話を聞く、必要なことを自分から確認するなど、さまざまな力も必要になります。

つまり、「仕事のスキル」と「働くための土台」の両方が大切なのです。

普段の生活が仕事につながっている

たとえば、訓練中は集中して学習できていても、生活リズムが大きく乱れていて朝起きられない状態であれば、就職後に毎日決まった時間に出勤することは難しくなります。

また、体調が悪くなったときに何も相談せずに無理をしてしまったり、反対に自分でできる対処を考える前に休むことを繰り返したりすると、安定して働き続けることが難しくなる場合があります。

仕事で必要になる力は、仕事をしている時間だけで身につけるものではありません。

毎日の生活の中で、少しずつ身につけていくものでもあります。

朝起きること、予定を確認すること、自分の体調を把握すること、家のことをすること、約束を守ること、人と関わること。 こうした一つひとつの行動が、実は働くための力につながっています。

「できない」から終わりではない

もちろん、障害や体調などによって、生活の中で難しいことがある方もいらっしゃいます。

大切なのは、「できないから駄目」ということではありません。

まず自分には何が難しいのかを知り、どうすればできるようになるのか、あるいはどうすれば困りごとを減らせるのかを考えることです。

必要であれば、環境を工夫したり、周囲に相談したり、別の方法を試したりすることもできます。

就労移行支援は、仕事のスキルだけを身につける場所ではありません。

自分の生活や体調、人との関わり方なども含めて、「働く」ということを考えていく場所でもあります。

野球の練習だけでは、野球はうまくならない

冒頭の監督さんが伝えていたのは、野球の技術だけを見ていてはいけないということだったのだと思います。

日々の生活を大切にすること、人との関わりを大切にすること、自分がやるべきことに取り組むこと。

そうした積み重ねが、結果として野球にもつながっていく。

仕事も同じではないでしょうか。

プログラミングやWebデザインなどのスキルを学ぶことは、とても大切です。

しかし、それと同時に、毎日の生活を整え、自分自身を理解し、周囲の人と関わり、困ったときには相談する。

そうした「仕事以外の力」も、長く働き続けるためには欠かせません。

当事業所でも、IT・デザインの学習だけではなく、ビジネスマナー、SST、コミュニケーションなどのグループワークを行っています。

一見すると仕事とは直接関係がないように思えることも、実は働くための大切な土台です。

野球の練習だけではなく、学校生活や家庭での生活も大切にする。

仕事のスキルだけではなく、普段の生活も大切にする。 「働く準備」は、毎日の生活の中から始まっているのかもしれません。

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未来のかたち本町第2校では、ご契約後のご利用の際には 栄養バランスの取れたお弁当をご提供 しており、安心してお食事を取りながら学習に取り組めます。

さらに、 交通費の補助 もありますので、通いやすさもサポートしています。

「ちょっと見てみたい」と思った方は、ぜひお気軽に見学・体験にお越しください。

スタッフ一同、みなさまにお会いできることを楽しみにしています。

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