前回のブログに続いて「消費減税によるシステム改修」について、システムに詳しくない方にもできるだけ分かるようにお伝えしたいと思います。
その4では「システム同士の繋がりへの影響」についてお伝えしました。
今回は「減税を実施したあとの影響」についてです。
今回の消費減税は2年の期限と明言されていますので、2年後に消費税が戻ります。
つまり「戻る」ことも考慮してシステムを改修する必要があるということです。
●消費税が完全に変更になる場合
例えば消費税が10% → 1%に「完全に変更される」のであれば、変更日を境にして全て 1% で考えることができます。
つまり「1%にすることだけ」を考えてシステムを改修すれば済みます。
●消費税が戻る場合
消費税が戻るのであれば「消費税の変更が2回発生する」ことが既に決まっていることになります。
つまり「1%にすること」+「8%(10%)にすること」という2つ分の改修を考えなければいけません。
ここで次のような疑問を持つ方もおられるかもしれません。
『今現在は 8%(10%) でシステムはちゃんと動いている』 『「8%(10%)にすること」は元の状態に戻すだけなのに、何が大変なの?』
もっともな疑問なのですが、実は「8%(10%)にすること」は、元に戻すことではないのです。
少し無理やりですが、目に見えるような例え話で考えてみます。
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1本の道路があります。(= 8%用の道路)
2年間だけ道路を閉鎖して迂回路を設けることにします。(= 1%用の道路)
そのため道路の最初と最後に交差点と信号機を設置しました。
2年経ったので、また元の道路を使います。
でも迂回路を通過した車は別扱いなので元の道路は通れませんし、交差点と信号機も撤去できません。
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ルールは元に戻っても、道路自体は両方のルールを加味した状態のものを使うことになります。
システムも同じで「8% だけ考慮したプログラム」と「8% と 1% 両方を考慮したプログラム」は全くの別物です。
ルールが戻っても使うもの(プログラム)が異なるので、『簡単に戻して終わり』とはならないのです。
『”元に戻す”は”時を戻す”のではなく、”新しく作り直す”もの』と少しは感じていただけましたか?
プログラミングを学習していくと、今動かすプログラムを考えるだけではなく、先を見据えた柔軟性を考える、という奥深さも感じることができますよ。
数回に渡って「消費減税によるシステム改修」についてお伝えしました。
プログラミングは「プログラム」を作るためのスキルですが、それだけでは「システム」を作ることはできません。
今必要になること・将来必要になるこなど、要件や設計を想像したり考えたりする力が大切です。
「未来のかたち」では、プログラミング・デザイン・MOSなどのIT系スキルを中心に学ぶことができます。
単なる操作技術を覚えるだけでなく、演習などを通して「要件」や「設計」を考える力も一緒に付けていきます。
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