PPAP やめます! その2

前回のブログに続いて「PPAP」について考えてみたいと思います。

前回お伝えした通り「PPAP」はファイルをメール添付で送信する際の運用ルールを指しますが、もう少し具体的に見てみます。

P: Passwordつきzip暗号化ファイルを送ります

zipはファイルを圧縮してサイズを減らす一般的な仕組みですが、圧縮する際にパスワードを付けることができます。

パスワードつきzipは解凍する際にパスワードが必要で、パスワードを知っている人しか解凍できません。

そのため、特に社外へのメールでファイル送信時にパスワードつきzipファイルを送れば、パスワードを知らない第三者がファイルを開けない、という考えです。

P: Passwordを送ります

メールでパスワードつきzipファイルを送っても、相手がパスワードを知らなければ開くことができません。

ただし、ファイル送信と同時にパスワードを送ってしまうと、第三者がファイルを開けてしまいます。

そのため、ファイル添付とは別のメールでパスワードだけ送ります。

A: 暗号化

パスワードつきzipにすることで暗号化していることを指します。 ただしこのAは語呂合わせ的な意味が大きいです。

P: Protocol(プロトコル)

IT用語でプロトコルは「通信規約」、つまり通信する際の一般的なルールのことです。

厳密にはITでの世界的なルールのことを指しますが、こちらも語呂合わせ的な意味が大きく、盲目的な・儀式的なデータ送付手順を揶揄して「プロトコル」としている感じです。

このような運用が用いられていた理由としては「第三者へのメール誤送付」の防止です。

1通目の「zipファイル」メールの宛先を間違えて送ってしまっても、パスワードが分からなければ開けない。

2通目の「パスワード」メールを送らなければ安心。

という考え方です 安全性を疑問視する声もありましたが、特に日本企業では慣習的にルール化されていました。

転機となったのは2020年で、中央省庁でPPAPルールを廃止する方針と発表されたことから、その後に一般企業にも廃止する動きが広まっていきました。

なぜ廃止が進んでいるのかは次回お伝えしたいと思います。

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